ラリティ
(Rarity)
登場回 … ★非常に多数












自分は、ラリティ は、

本作 「マイリトルポニー トモダチは魔法」 の、
『実質的な 主人公』 だと、

個人的に思っております(笑)




一見、「高飛車で感覚まかせな
お嬢さま・消費者」
タイプといった、
やや不快な性格を思わせる外観ですが、


その実は、


『美しいもの・気高いものに対して、
高い敬意をもって望み』



『己の審美観への自信を持つ一方で、
おそらく陰での地道な努力も惜しんでいない、
まっすぐなクリエイター気質をそなえている』
のが、

ラリティという仔の性格の正体です。






どちらかといえば、
「自分の中の欲望の度を越えない理性」
をもって行動している、
メーン6(主人公格の6頭) の中にあって、

かなり頻繁に その度を越して、
台風の目 になりがちなラリティですが…



それでも、不思議と この子から
嫌悪感が感じられないのは、

『自分の欲望に振り回されがちな一方で、
そんな自分に後で気がついて、
キッチリと後悔・反省している』


そんな、失敗だけで終わらない姿の
愛らしさにこそ
あるのではないでしょうか?



















その、既存のアニメキャラと比して
あまりにも生々しい
存在感愛らしさ のためか、


ひとたびラリティが話に加わってくると、

メインの6頭の話のはずが、

『ラリティ』 と 『他の5頭』

のごとき状態になってしまいます。

(決して、他の5頭が無個性というわけではありません。
ラリティの存在感がズバ抜けすぎているのです)





その、MLP界の巨人軍 とも称すべき、
周りから1歩抜きん出た
彼女の個性と存在感の魅力に
一度 気づいてしまうと、

逆にもう、ラリティが活躍しない回が、

かわいそうなぐらい大人しい、
子供向けの無難な話に
「感じてしまう」
から、不思議です。






ちなみに、放映前までは、

「自分は、動物キャラは、
装飾感が少ないシンプルなものほど
美しく愛らしいと感じるので、

このラリティとかいうケバい白馬を
好きになることは無いだろうなぁw」


と思っておりました。

(当初は、知的なトワイライトを気に入ると、
自分では踏んでおりました)





ところが、本放送が始まってみると、

実はこの子が 意外にも 「世話焼き」
だということが分かったり、


都会から来たトワイライトを
妬むどころか 素直にうらやましがる
純粋さを見せ、


帰らずの森では、ヒゲを失ったドラゴンに
自分のシッポを斬って与え、
心配するトワイライトに
「全然 気にしてないわ。 ショートが流行りだし…」
と、けなげに強がって見せ


ナイトメアとの決戦の際に、
トワイライトに、
「ラリティは、やさしさのシンボル!」
と紹介されたときには、
恥ずかしそうに うつむいてしまう
しおらしさ
まで披露してくれました。





























そのため、3話以降の
視聴をしているときの自分は、

気づけば ラリティの姿と多彩な表情
ばかりを探すようになり…



「お泊り会」 や 「ファッションショー」 が
放映される頃には、

不動のラリティファンとして、
夜な夜なスパイクの存在をねたみ、呪う
までに成長いたしました。(成長か?)






またラリティは、基本的に
何でも多彩にこなせる ところがあり、


ユニコーンとしての知的行動はもちろん、

運動・格闘系 でも その実力を発揮し、

時に、女性らしい 細やかな、
気づきや心づかい

を 見せることもあります。




つまり、ラリティは、

ラリティ以外の5頭いずれかの
『代役』 としても、十分に機能可能


なんですね。




そこへきて、

「自分の欲望や感情」 に
振りまわされて事件を起こし、

後に 「その失敗を反省」し、
ときに 「後始末のために奔走」 することで、
話のオチまで付けてしまう

わけですから…




これでは、他の5頭の影が
かすんでしまうのも、

決して自分のヒイキ目だけに
よるものではないと思うのです。
























「マイリトルポニー トモダチは魔法」 という
素晴らしいアニメ作品を通して、

『ラリティ』 という
素晴らしい女性に巡り会えた幸せを、



自分は深く、

この世界に感謝したい
と思います。









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